胃痛と吐き気と寒気のトリプルパンチは本当にこたえますよね。
「少しでも早く治って~」という祈りにも似た気持ちとともに「一体何が原因なの?」と気になります。
胃痛・吐き気・寒気の原因として考えられる病気、症状を解説していきます。
胃痛に吐き気と寒気がする原因はなに?
複数の症状が体に出ているときは本当に辛いですよね。
「何か悪い事でもした?」って神様を憎みたくなることもw
胃痛・吐き気・寒気が起きる症状、病気は色々と考えられます。
当てはまるものがあるかチェックしてみてくださいね。
急性胃腸炎は胃痛と吐き気が定番
急性胃腸炎は口から入ってきた細菌・ウイルスが胃腸で悪さをすることで起こります。
その時の痛みはすさまじく、胃痛というより胃激痛と言った方が近いです。
横になって立ち上がれないほどの痛みで、うずくまったままになってしまうこともあるんです。
急性胃腸炎の対処方法は体内の細菌とウイルスを体外に排出することしかありません。
排出するために吐き気や下痢を引き起こすんです。
また、体は熱を上げて免疫力を高めて自分の体を守ろうとします。
熱が上がることで血液中の白血球の数が増加しやすくなり、細菌やウイルスを効率よく撃退できるわけです。
熱を出し、体温を上げることで細菌やウイルスを駆除するんですね。
体は筋肉をブルブルと振動させる(震えさせる)ことで熱を作り出します。
このブルブルが寒気の正体なのです。
急性胃腸炎の主な原因として考えられているのは以下のものです。
- 牡蠣(カキ)を食べた事による感染
- ノロウイルス・ロタウイルスの感染
- 感染者との接触
生理痛でも寒気が起きる
生理になると、ホルモン変化の影響で吐き気や胃痛が起きることがあります。
生理中のみに分泌されるプロスタグランジンというホルモンによって胃の収縮運動が活性化され、胃液の分泌量が増加してしまうことが原因。
胃液には胃酸が含まれているので、いわゆる「胃酸過多」になってしまい胃が痛くなるわけです。
胃酸が増えることで、吐き気や胃のムカつきも起こります。
生理中の基礎体温は生理周期に合わせて変化をするため、微熱が出ます。
この時に体温を逃がさないように皮膚の血管が縮むので、体内と体表面に温度差ができで寒気を感じることがあります。
自律神経失調症が胃痛や吐き気、寒気を引き起こす
自律神経は人間の内臓を動かしている大事な神経です。
自律神経は非常に敏感な神経なので、ストレスを受けると正常に作動しなくなり体に様々な不調が出てくるんです。
特に胃はストレスの影響を受けやすく、嫌な事があるとすぐに痛くなりますよね。
人前に出て緊張したときに、胃がキューっと痛くなる人も実は自律神経の乱れから来ているものなんですよ。
胃の調子が悪くなると同時に吐き気も起こることがあります。
また、自律神経が乱れると体温調節も上手くできなくなるため体が冷えてしまい寒気を感じることがあります。
関連記事食後の胃痛と吐き気の原因はコレ!対処方法にツボが効く!胃痛と吐き気はインフルエンザの典型的な症例
「胃痛と吐き気がひどくて病院に行ったらインフルエンザだった」ということはよくあります。
喉や鼻の奥の粘膜付近で増殖したインフルエンザウイルスが胃に流れ落ちていくのが原因です。
ウイルスが胃に入ることによって炎症を起こし胃痛になります。
インフルエンザに感染すると高熱が出るのですが、熱が出る前には寒気、悪寒を感じることがあります。
寒気と悪寒はインフルエンザウイルスの特徴的な症状です。
インフルエンザの場合、以下の症状も起こります。
- 発熱
- 関節痛
- 筋肉痛
- 頭痛
- 喉の痛み
- 食欲不振
胃痛と言えば胃潰瘍
胃痛と言えば「胃潰瘍かも?」と疑う人が多いはずです。
胃潰瘍は多くの日本人が悩んでいる胃痛の一つ。
原因はストレスによるものが多く、働き盛りの40代に多いのが特徴です。
胃酸の分泌量が乱れたり、胃粘膜の働きが弱くなることで胃壁がダメージを受けてしまうんですね。
ストレス以外にもお酒や生活習慣の乱れも原因となります。
食後に痛みがある場合は胃潰瘍の可能性が高いです。
胃腸の不調にはサプリメントもおすすめです
胃腸が弱っているときは、胃腸は栄養不足におちいっています。
元気になってもらうためには副作用の少ない生薬からできたものがおすすめです。
数あるサプリメントをいろいろと見てきましたが、個人的には幸健生彩(こうけんせいさい)が一番です。
というのも、自然界に生えている生薬から出来ていて、さらにタウリンやビタミンなど健康に欠かせない成分がたくさん入っているからなんです。
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ピロリ菌は胃潰瘍や胃がんの原因となる
もう一つ胃潰瘍の原因として忘れてはいけないのがピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)です。
ピロリ菌は胃の中を荒らし、胃粘膜を削ったり傷つけたりします。
胃酸でも死滅しない強力な菌で、病院で除去治療を受けない限り胃の中に存在し続けます。
また、ピロリ菌は胃がんの原因となることでも知られています。
関連記事空腹時の胃痛は胃がん?年齢別の発生確率や初期症状をチェック!胃痛と吐き気と寒気の原因は妊娠の可能性もありうる
妊娠の初期症状に当てはまるのが「胃痛・吐き気・寒気」です。
妊娠初期にはホルモンバランスがかなり大きく変化するため、様々な症状が現れます。
妊娠の初期症状はとても幅広く、全身のあらゆる場所に様々な症状が出るんです。
その他に現れる初期症状です。
- 咳
- 発熱
- 喉の痛み
- くしゃみ
- 眠れない
- 口内炎
- 寝汗
- 風邪に似た症状
虫垂炎(ちゅうすいえん)盲腸も最初は胃痛から
虫垂炎の初期症状は激しい胃痛です。
盲腸は胃の右下部分、おへその右斜め下10㎝付近にありますが、炎症を起こした場合は盲腸周辺すべてが痛くなります。
盲腸部分を指で押したときに圧痛を感じたり、指を放した時に振動のような痛みを感じる時は虫垂炎かもしれません。
あまりにも痛みがひどくて、立っていられないような場合は盲腸が破裂する直前の危険性も考えられますね。
虫垂炎は手術が必要になるほど悪化する前に、何度か予兆となる胃痛・腹痛があります。
胃痛とともに強い吐き気も起こり、40度近い高熱が出ることもあります。
高熱は先ほども書いた通り体の筋肉の細かい振動で出るので、ブルブルとした寒気を感じるわけです。
痛みが我慢できなくて動けないような場合は、救急車を呼んでください。
最後に
胃痛に吐き気と寒気が起きる原因を解説させていただきました。
様々な病気の可能性があります。
症状が長引くようでしたら、病院で検査をしてもらってください。
はっきりとした原因がわかれば気持ちがすっきりとしますし、対処法も明らかになるので回復を早めることができますよ。
※胃痛に関する記事はこちらにまとめています。