「空腹時に胃が痛い・・・」
何も食べていないのに胃痛がするって、もしかしたら胃がんかもしれない?
僕もそう悩んだことが何度もあります。
実際には違ったんですけどね^^;
胃がんの初期症状や発症確率、痛む場所を知っておくと気持ちの準備、ゆとりができます。
落ち着いて読み進めて行ってください。
空腹時の胃痛は胃がんなの?初期症状もチェック!
「胃が痛い・・・これって胃がんかも?」そう考える人はあなただけではありません。
多くの人が悩んでいることなんです。
現在、胃がんが原因で死亡してしまう人は年間で5万人いると言われています。
5万人も!?とびっくりしちゃうかもしれませんが、胃がんは早期発見できれば98%以上は完治できる病気です。
癌の発見が早期であればあるほど、完治できる可能性が高くなっていきます。
ガンは遺伝する事があるので、家族に胃がんになった人がいる場合は注意が必要です。
まずは、胃がんの初期症状を抑えておきましょう。以下の症状のうち複数に当てはまる場合は要注意です。
- 空腹時の胃痛
- 長期間続く胃痛
- 消化不良
- 胸やけ
- 胃のムカつき
- 食後の胃痛
- 腹部膨満感
- 真黒な便
- 吐き気
- ゲップ
どうでしょうか?
リストにも載せた通り、空腹時の胃痛が続く場合は胃がんの初期症状である可能性があります。
腹部膨満感・胃のムカつき・真黒な便も一緒に出た場合はすぐに検査に行ってください。
胃がんは初期症状からの発見が難しいと言われているので、心配な方はこまめに病院で胃カメラ検査をすることをお勧めします。
胃がんの中でも発見が難しいと言われているのがスキルス胃がんと呼ばれるものです。
スキルス胃がんは通常の胃がんと違い、胃粘膜の下に発症し木の根のように広範囲にジワジワと広がっていくガンで、胃が正常なうちに発見するのが難しく、発見されたときにはかなり進行している恐ろしい胃がんです。
胃の不調が続くときは一つの病院だけではなく、セカンドオピニオンを求めて複数の病院で検査をすることをおすすめします。
胃がんの年齢別の発症確率は次章で詳しく解説しています。
関連記事胃痛の原因不明を解決!治らないのはヤバい病気の初期症状かも?胃がんは胃潰瘍や慢性胃炎の症状に似ている
胃がんの初期症状は胃潰瘍や慢性胃炎の症状にとても似ています。
「胃痛」や「胃のムカつき」の症状は胃潰瘍でも起こるので、胃潰瘍だと思って検査に行ったら胃癌だった、というケースも報告されています。
また、胃潰瘍や慢性胃炎は胃がんと一緒に発症することが多いのも特徴です。
胃がんを発症しやすいのは以下の人たちです。
- 40歳以上の男性
- ピロリ菌を保持している人
- 味の濃い(塩分が多い)食べ物が好きな人
- 野菜や果物をほとんど食べない人
- 喫煙者
特にピロリ菌を保持している人は要注意です。
胃がんを発症した人の95%はピロリ菌の感染が原因で発症するからです。
ピロリ菌は胃酸でも溶けない強靭な生命体で、胃の中に住み着いて悪さをはたらきます。
胃の粘膜を削っていくため、胃壁が胃酸によってダメージを受けていき胃潰瘍、胃がんなどの病気を発症します。
ピロリ菌は除菌しない限り死滅することはありませんので、感染が分かった場合は早めに病院で除菌することが大事です。
実際に胃がんになった人の初期症状を紹介
ここからは、実際に胃がんになった人の初期症状をまとめています。
参考になると思いますので、チェックしてみてください。
・胃潰瘍に似た胃の不快感が出ていました。食後1,2時間後に気持ち悪くなることがありました。普通の胃痛だとずっと思っていたのですが、内視鏡検査で胃がんだとわかりました。
・初期症状として背中の痛み、胃のむかつき、食欲不振、吐き気、貧血、怠慢感がありました。体重が減っていき、吐き気がひどかったです。もっと早くに病院に行けばよかったと後悔しています。
・胃のムカつきと下痢が半年近く続いていました。それから吐血したので病院で内視鏡検査をしたら胃がんでした。
・胃の痛みとムカつきがありましたが、食欲もあったので胃潰瘍程度に考えていました。胃カメラで検査をして胃がんだとわかりました。
多くの人の初期症状を見ていると「最初は軽い胃痛だった」という方が多いです。
胃がんの初期症状は非常にわかりにくく、ただの胃の不調だと思ってそのまま放っておく人が多くみられました。
定期的に人間ドックや内視鏡検査に行くことが早期発見につながります。
関連記事胃痛は病院の何科?行くタイミングや検査料金、目安と時間もチェック!胃がんの発生確率を年齢別に紹介
自分が胃がんかどうか心配だと思うので、年齢別の発症確率を紹介しておきます。
これを見ると少し安心できるかも?
人口10万当たりの発症者数を紹介します。
- 10代・・・0人
- 20代・・・1人
- 30代・・・10人
- 40代・・・15人
- 50代・・・100人
となっています。
10代~20代は胃がんになっている人はほとんどいません。
ただ0というわけではないので「胃痛がずーっと続いていて心配」という場合は、遠慮なく病院に行って検査をしてもらってください。
内視鏡検査(胃カメラ)をすれば、胃にどのような症状が起きているのかがわかりますからね。
30代、40代と年をとっていくと胃がんの発症率は少しずつ増えていき、50代になると一気に増えていますね。
年齢を重ねるにつれて胃がんになる確率は高くなっていきます。
ということで、僕は今年がん保険に加入しました^^
がん保険はそれほど高くないので、入っておくと「もしかして」というときの安心感が違います。
最後に
胃痛が胃がんの可能性について解説させていただきました。
空腹時の胃痛は胃がんの初期症状の一つですが、10代、20代の若いうちはまず大丈夫でしょう。
50代になってくると胃がんの可能性が出てくるので、人間ドックや内視鏡検査で定期的なチェックをすることで早期発見につながります。
胃がんは初期症状だけでは判断するのが難しい病気なので、心配な方は遠慮せずに病院に行って検査を受けてくださいね。
※胃痛に関する記事はこちらにまとめています。