めまいに加えて吐き気、下痢と複数の症状が出ていませんか?

3つの症状が同時に出ているときは病気になっていることが予想されます。

放っておくと病気が進行していき、命にかかわることもあるんです。

早めに病原を見つけて対処していきましょう。

具体的にどんな病気の可能性があるのかを詳しく解説していきます。

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めまいと吐き気と下痢の症状は何の病気?

めまい、吐き気、下痢の3症状が出ているときに考えられるのは脳、胃腸、腎臓、自律神経の問題です。

病気は適切な治療を早めにすることで改善します。考えられる病気を見ていきましょう。

突然発作的に起きる場合は パニック障害

今まで何事もなく、普通に生活をしていたのにある日突然、目まい、呼吸困難、動悸が発作的に起きる症状をパニック障害と言います。

他にも吐き気、下痢などが起こります。

発作は30分から1時間ほどで収まり、病院に行って検査を受けても「特に異常はありません」と言われるのが特徴です。

パニック障害の発作は何度も予測不能的に起こり、生活するうえで支障をきたします。

発症する人は全人口の2%と言われており、そう珍しい病気ではありませんが、はっきりとした原因はわかっていません。

芸能人やスポーツ選手でもパニック障害になった、と告白している人がいますね。

治療は薬物投与になります。抗不安薬を飲むことで発作が起きるのを防ぎます。

パニック障害の治療には時間が必要で、半年~1年近くかかります。

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ウイルスや細菌の感染 急性胃腸炎

細菌やウイルスが体内に入ってしまうことで起きる急性胃腸炎。

激しい吐き気、下痢、高熱が特徴ですがめまいが生じることがあります。

めまいが起きる原因は脱水症状です。

急性胃腸炎では嘔吐と下痢によって体内の水分がどんどん失われていくので、水分補給が十分にできないと脱水状態になってしまうんですね。

体内の水分が足りなくなると血液の循環も悪くなり、体に必要な栄養分を送ることができなくなってしまいます。

その結果、ぐるぐると回転するような目眩が起こることがあります。

急性胃腸炎は1週間ほどで症状は自然に回復していきますが、症状が重い場合は病院に行って点滴をしてもらいましょう。

ストレスの影響が大きい 自律神経失調症

体の各器官をコントロールしているのが自律神経です。

自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、それぞれがバランスを取り合って働くことで穏やかに日常生活を送ることが可能なんですね。

自律神経が乱れて、どちらかの神経が優位に働くようになってしまうと、体は様々な異常をきたすようになります。

その一つがめまいや吐き気などの症状です。

自律神経失調症の場合は内科で検査をしても原因がわからないことが多く、近年では神経科心療内科で診察してもらうケースが増えています。

自律神経失調症から来るめまいや吐き気は、症状が「特定の条件下」で起きるのが特徴です。

例えば、

  • 月曜日の朝は会社に行きたくない
  • 会社で苦手なプレゼンがある日
  • 嫌いな人との食事会

このような「自分の嫌なこと、苦手なこと」が起きる時に発症することがわかっています。

自律神経失調症の場合はカウンセラーと相談して生活習慣を見直したり、薬での対症療法の治療になります。

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めまい、吐き気と言えば メニエール病

めまいの代表的な病気がメニエール病です。

周囲や自分がグルグル回転して感じて、気持ち悪くなり吐き気を催すことがあります。

メニエール病は前触れもなく突然発作が起き、30分から数時間続くことがあります。下痢や冷や汗といった症状も出ます。

早期治療を行えば回復する病気なのですが、放置して長引かせてしまうと治療が困難になりますので、気になる場合は早めに耳鼻科に行きましょう。

腎臓が機能しなくなっているかも 急性腎不全

腎臓の機能が急激に低下する病気を急性腎不全といいます。

腎機能が低下すると、体内の不要な物を尿として排出できなくなり、体内に毒素として少しずつ溜まり始めるのです。

一定量以上の毒素が蓄積されると体に異変がおこり、めまい、吐き気を引き起こします。

腎臓が悪くなると下痢を発症するのですが、初期症状ではありません。

腎不全がかなり進行していくと下痢の症状が出ます。

急性腎不全になる原因として考えられている事を紹介します。

  • 脱水症状
  • 服用した薬の影響
  • ケガによる大量出血
  • 血液の循環障害(心筋梗塞など)
  • 感染症

偏頭痛でもめまいや吐き気が同時に起きる

頭の片側がズキンズキンと痛む偏頭痛。

痛みと一緒に起きる症状としてめまいや吐き気は有名ですが、下痢をすることもあるのです。

偏頭痛の症状にはかなりの個人差があり、出る症状は人によって様々です。

他の例で言えば、あくび、視界が狭くなる、などもあります。

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放っておくと非常に危険 悪性リンパ腫

悪性リンパ腫は命にかかわる危険な病気です。

血液の三大悪性腫瘍と呼ばれており、リンパ管が通っている体のあらゆる場所に発病する可能性があります。

中でも多いのがリンパ節と呼ばれる、首、脇の下、足の付け根にあるリンパ管の部分。

リンパ節を触ってみて、しこりがある場合は要注意です。

悪性リンパ腫の初期症状はめまい、吐き気、下痢です。

他の症状としては腰が痛い、お腹が痛いなどがあります。

早期発見が難しい病気なので「あれ?もしかして・・・」と思ったらすぐに病院で診てもらいましょう。

少しでも早い方が助かる確率が上がります。

最後に

めまいと吐き気と下痢の症状が出る病気を解説させていただきました。

どんな病気でもそうですが「これくらいなら大丈夫」と思い込むのではなく、少しでも早く病院で診察をしてもらうのが一番です。

万が一、重病だった場合は少しでも早い治療が命を救うことがあるからです。

少しでも健康になれるといいですね。

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