胃腸風邪になると胃痛の症状が出ます。
痛みがかなり長く続くのが特徴で、なかなか治りません^^;
胃腸風邪になると胃痛が出る原因はなんなのか、いつまで続くのかについてわかりやすく解説していきます。
胃腸風邪の胃痛はいつまで続く?
胃腸風邪というのは感染性胃腸炎のことをいいます。
細菌やウイルスに感染することで発症する病気で、症状には胃痛、嘔吐、下痢、発熱があります。
体内に異物が入ってくると、体は体温を上げて免疫を高めて排除しようとします。
体温が上がるとウイルスの動きが鈍くなって増殖することができなくなると同時に、白血球の数が増殖し活性化していきます。
体温上昇による熱と白血球の増加により胃に痛みが出てくるんですね。
つまり、ウイルスと白血球が戦っている間は胃痛が出続けるということ。
痛みがなくなるのはウイルスがいなくなったときです。
一般的には一週間で胃痛が回復するのですが、胃腸風邪の胃痛はしつこいのが特徴です。
嘔吐や下痢が収まっても、胃痛だけが続くことがあるんですね。
その原因は、胃腸が弱っているから。
胃腸風邪でかなりのダメージを受けている胃は、ほんのちょっとのことでも胃腸炎になりやすくなっているのです。
胃腸の強さは個人差があるので、胃痛が1週間で収まる人もいれば、後遺症が残り3週間近く症状が続くこともあります。
※胃腸風邪は1週間程度で嘔吐や下痢の症状は回復しますが、胃腸内にはウイルスが残っており、完全に排出されるまでには1か月程度かかります。
長びく胃痛は他の病気の可能性もある
1週間を過ぎても胃痛が収まらない場合は他の病気も考えられます。
可能性としては
- 逆流性食道炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- ストレス性の物
です。
胃腸薬を飲んでも痛みが治まらない場合は、病院に行きましょう。
胃腸風邪の胃痛用の薬の選び方
市販の胃腸薬でも胃痛に効果はあります。
薬局で買って使いましょう。
薬には大きく分けて2種類あります。
- 西洋の薬
- 漢方の薬
それぞれ解説していきます。
胃痛用の薬 西洋薬とは
西洋の薬は即効性があり、効果も強いので「早く治したい!」というときに飲むと効果的です。
薬の箱を見ると「胃痛・胸やけ・吐き気・・・・・」と症状が書いてあります。
ここで重要なのは、一番左に書いてあるキーワードです。
上記の例だと「胃痛」ですよね。
製薬会社は一番左側に書いてあることを、最も売りにして商品を作っています。
例えば、このパンシロンAZを見てください↓
【第2類医薬品】薬)ロート製薬/パンシロンAZ 20包 |
一番左に「胃の痛み」と書いてあります。
つまりこの薬は胃の痛みを抑えるのに一番力を入れているということになります。
それに対して、こちらのキャベジンコーワを見てみましょう↓
【第2類医薬品】 興和新薬 キャベジンコーワα 顆粒 12包 [20,000円(税抜)以上で送料無料][ロッカー受取対象商品] |
一番最初に「胃もたれ」と書いてあり、「胃痛」は2番目になっていますよね。
つまり胃もたれに一番効果が期待できるということなんです。
自分の今の症状に合っているキーワードが左端にある薬を飲むと、効果的に胃痛を抑えることができます。
ただ、西洋の薬は一時的な効果しかありませんし副作用があるということも覚えておきましょう。
胃痛用の薬 漢方薬とは
漢方薬が自然界に存在する植物、生薬から作られているので、体に優しいのが特徴です。
副作用もないので、薬が苦手な人にでもおすすめできます。
即効性は低いですが(早い物もある)長い目で見ると体質改善をしてくれるので、時間をかけて胃腸を丈夫にしてくれます。
また、薬局では扱っている数が少なく西洋薬に比べるとちょっと高い、というデメリットもありますが自分の身体のことを考えている人は愛用していますね。
まとめ
胃腸風邪の胃痛はいつまで続くのかを解説させていただきました。
1週間を目安に考えておいてください。
それ以上続く場合は、胃潰瘍などの他の病気も考えられますので、病院で診てもらいましょう。
胃痛を抑えるのは市販の薬でも大丈夫です。
「胃痛」と一番左端に書かれているものを選んでくださいね。
早く胃痛がよくなりますように。
※胃腸風邪に関する記事はこちらにまとめています。