高熱をはじめ嘔吐と下痢の3重苦になる胃腸風邪。早く治したいですよね。
特に熱が下がらないと頭がフラフラして、動くのも本当しんどいです。
仕事をしても頭がボーッとしちゃってますからね・・・
この記事では胃腸風邪の熱は何日続くのかということをわかりやすく解説していきます。
胃腸風邪の熱は何日続く?
胃腸風邪というのは正式な病名ではありません。
数種類の感染性胃腸炎をまとめて胃腸風邪と呼んでいます。
風邪っていうと鼻水や咳、熱が出る症状なのに、どうして胃腸に風邪が付くのか不思議ですよね?
その理由は「のどから気管までの部分が何かに感染して炎症を起こすことを風邪と呼ぶ」と定義されているからなんです。
胃腸風邪というのは、胃腸に入ったものによって引き起こされる熱や嘔吐なので本当は風邪ではないんですけどね・・・
感染性胃腸炎は2つに分かれて、ウイルスが原因のものと、細菌が原因のものがあります。
胃腸風邪の種類によって、熱が何日続くのか変わってくるのですが、一般的には2日~5日程度で下がります。
熱が1週間以上下がらない場合は、胃腸風邪じゃない他の病気になっていることも考えられます。
その場合は、すぐに病院に行って診てもらうこと。
それでは胃腸風邪の種類ごとに熱が何日続くのかについて詳しく解説しています。
ウイルス性胃腸炎の場合
ウイルス性胃腸炎は高熱が出るのが特徴です。
体は熱を上げることで免疫を高めて白血球を活性化させるので、ウイルスを完全に排除しきるまで熱は下がりません。
有名なのはノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスですね。
感染経路は二枚貝を食べたり、身近な発症者からの飛沫感染が考えられます。
ウイルスごとに熱が何日続くのか解説していきます。
ノロウイルスの場合 熱はいつまで?
ノロウイルスは1日~2日の潜伏期間を経て、吐き気・発熱・下痢の症状が出ます。
熱は37度~38度まで上がります。
期間は2~3日程度続きます。
ロタウイルスの場合 熱はいつまで?
潜伏期間は2日~4日程度。
ロタウイルスは高熱が出ることが多く40度近くまであがることがあります。
期間は2~3日程度です。
アデノウイルスの場合 熱はいつまで
アデノウイルスは潜伏期間が5日~7日と非常に長いのが特徴です。
高熱が出て38度~40度近くになります。
熱は長く続くことが多く4日~7日ほどです。
細菌性胃腸炎の場合
胃腸炎を引き起こす細菌はサルモネラ菌、カンピロバクター菌、腸炎ビブリオ菌、黄色ブドウ球菌があります。
重症化すると食中毒ともよばれます。
主に菌のついた物を食べてしまうことで感染します。
サルモネラ菌の熱は何日続く?
サルモネラ菌は鶏肉や卵から感染することが多い細菌です。
潜伏期間は12時間~72時間。
熱は39度まで上がりますが、4日ほどで下がります。
カンピロバクター菌の熱は何日続く?
カンピロバクター菌は鶏肉が原因となることが多いです。
熱は40度近くまで上がります。4~5日で熱は下がります。
腸炎ビブリオ菌の熱は何日続く?
魚介類や刺身が原因となります。
潜伏期間は10~24時間。
熱は38度程度で、2日ほどで熱は下がります。
黄色ブドウ球菌の熱は何日続く?
潜伏期間は3時間程度です。
発熱することは少ないですが、40度近くまで上がることもあります。
2日ほどで熱は下がります。
胃腸風邪の熱が上がったり下がったりする理由は?
熱は測るたびに変動しますよね。
下がったと思ってもまた上がるし・・・
熱が変わるのは胃腸風邪に限ったことではありません。
普通の風邪でもインフルエンザでも上下するんですよね。
その理由は、人間は夜の方が体温が上がるからです。
一般的には朝は熱が低くて、夜は高くなるのです。
それ以外に考えられるのは解熱剤の使用です。
解熱剤を使うと一時的に熱は下がるのですが、根本的な原因である細菌やウイルスが排除されない限り、再び熱は出てくるんですね。
最後に
胃腸風邪の熱がいつまで続くのかを解説させていただきました。
一般的には2日~5日間で下がってきますが、1週間以上熱が続く場合は他の病気になっている可能性が高いです。
病院に行って検査してもらいましょう。
※胃腸風邪に関する記事はこちらにまとめています。