子供が急性胃腸炎になったらお風呂に入れていいのかどうか迷いますよね。

下痢が続くので、お風呂で綺麗にしてあげたい。

でも熱があるから悪化するんじゃないだろうか?

ウイルスに感染してしまう危険性もある。

心配事は尽きません。

この記事では子供が急性胃腸炎になった時のお風呂の入り方について解説していきます。

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急性胃腸炎の子供にお風呂は大丈夫?

急性胃腸炎にかかると高熱が出ます。

体温を上げることで「ウイルスの動きが鈍くなる」「白血球の働きが活発になる」からです。

結論から言うと、急性胃腸炎の時にお風呂に入るのは問題ありません。

ただ、38度~40度の高熱があるときは控えてください。

急性胃腸炎の熱は2~3日で下がり始めますので「少し下がってきたな」と感じる頃にお風呂に入れるのがいいでしょう。

お風呂に入る場合は、熱いお湯がおすすめです。

熱いお風呂は交感神経に刺激を与えるので、結果的に腸の動きを抑制するからです。

腸の動きが抑制されると下痢の症状が緩和されます。

体調が悪い時は短時間の入浴にしておきましょう。

関連記事急性胃腸炎の熱はいつまで続く?解熱剤を使ってもいいの?

お風呂から出た時の対処が重要

健康な人でもそうですが、お風呂に入ると疲れます。

汗をかくことでエネルギーを消費しているからです。

急性胃腸炎の時は、食事もまともにできない状態なので体は衰弱しています。

お風呂に入るとさらにエネルギーを使いますので、出た後にはしっかりと水分を補給してください。

できればポカリスウエットのようにブドウ糖や電解質を多く含んでいるものがおすすめです。

また湯冷めをしないようにしっかりと体を拭いて、すぐに服を着せて体を暖かくしてあげることも忘れずに。

急性胃腸炎中にお風呂に入るとうつる可能性は

急性胃腸炎の原因がウイルス系だった場合(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス)感染する危険性が高いです。

ウイルスは非常に感染力が高いですからね。

ちなみに、ウイルスの死滅温度は80度以上なのでお風呂程度の熱では殺菌することは不可能です。

ウイルスは便に大量に含まれているので、お風呂に入るとお尻から浴槽内にウイルスが飛散します。

お風呂に入る前にはお尻をシャワーで十分に洗ってからにしてください。

それでも完全にウイルスを除去することは難しいので、入るのは家族の中で一番最後にします。

出た後のお風呂はお湯をしっかりと抜くことを忘れずに。

掃除も毎回するようにしてください。

体内のウイルスは完全に排出されるまでに1か月ほどかかることがあります。

「治ったかな」と思っても油断せずに同じことを繰り返してくださいね。

関連記事急性胃腸炎は感染する?キスやお風呂は大丈夫?

急性胃腸炎 お風呂は消毒が必要か?

はい、消毒は必要です。

ウイルスは浴槽だけじゃなく、イスや壁にも飛散している危険性があります。

お風呂全体をまんべんなく消毒するようにしましょう。

消毒するのに一番効果的なのが次亜塩素酸ナトリウムという成分です。

聞き慣れないと思いますが、厚生労働省がノロウイルスの消毒に推奨しているもので、ウイルスに対しての殺菌、除菌能力が高いのです。

お風呂を洗った後に、プシュップシュッと吹きかけてください。

こちらがのスプレータイプが使いやすくて便利です↓

サライウォーターはウイルスの殺菌、除菌に強力な効果を持っています。

お風呂だけじゃなく、ドアノブや部屋の中、あらゆるウイルスがいそうな場所に使ってください。

しかも体に害はまったくありません。

家族の感染を防ぐことができます。

まとめ

急性胃腸炎の時の子供のお風呂の入り方について解説させていただきました。

熱が低めの時はお風呂に入って構いません。

入る前にはお尻を十分に洗い、家族の中で一番最後に入ること。

出た後はお風呂を次亜塩素酸ナトリウムで消毒して家族への感染を防ぎましょう。

 

※急性胃腸炎・感染性胃腸炎に関する記事はこちらにまとめています。

急性胃腸炎・感染性胃腸炎に関する記事一覧まとめ

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