「原因がよくわからないけれど、吐き気があって・・・」

辛いですよね・・・

僕も2年ほど前に吐き気で悩まされていたのでわかります。

あまりにも続くので病院に通ったり、自分でいろいろ調べてみたんですよね。

わかったことがあるので、吐き気の原因として考えられるものを紹介していきます。

あなたの症状に合うものがきっとあると思いますよ。

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吐き気の原因不明を解消しよう。考えられる病名一覧

吐き気の原因として考えられるのは胃腸や神経的なもの、脳に関するものなどいろいろあります。

全部紹介していきますね。

暴飲暴食による胃への負担増

胃は食べた物を消化して腸に送ります。

消化するために胃液を分泌し、消化運動である蠕動運動(ぜんどううんどう)を行います。

ただ、胃は一度に消化できる許容量が決まっているので、オーバーすると十分に消化できなくなるんですよ。

その結果許容量を超えて食べたり飲むと、消化されなかった分を吐こうとするのです。

余談ですが、大食いチャンピオンになるような人は許容量がとても大きいので大丈夫なんですね。

ストレス性胃腸炎

胃はストレスを非常に敏感に感じ取る臓器です。

精神的に嫌なことがあると胃がすぐにキリキリしてくるのは、その証拠。

ストレスを長期間溜め続けると胃にダメージが蓄積されていき、正常に運動できなくなってきます。

その結果、胃液の分泌量が狂いだし、食べ物をうまく消化できなくなってしまうのです。

消化不良になることで気持ち悪くなり吐き気を引き起こします。

喫煙することで吐き気をもよおす

フーっと一服すると落ち着くタバコですが、突然吐きそうになることがあります。

これはタバコに含まれるニコチンを体が十分に分解できていないことが原因。

ニコチンは嘔吐神経に作用し吐き気を促す作用があるからです。

体はニコチンを異物と考えて、体内に入ってきた瞬間から分解しようとします。

分解速度には個人差があり、早く分解できる人と時間がかかる人がいます。

時間がかかる人が、まだ十分にニコチンが分解されていない状態でまたタバコを吸うと強い吐き気が起こります。

ウイルスによる感染性胃腸炎の吐き気

ノロウイルスやロタウイルスに感染すると吐き気を催します(感染性胃腸炎)

これは体内の白血球が異物であるウイルスを早く体の外へ排出しようとしている証拠です。

ウイルスが原因の場合、突然吐き気が襲ってますが、症状は1日程度で収まります。

同時に下痢や発熱が起きるのが特徴です。

感染源はカキやシジミなどの二枚貝を食べたか、近くのウイルス感染者から飛沫感染したことが考えられます。

痛み止めや抗生物質など薬の副作用

痛み止めの薬のバファリンなどにはアスピリンという物質が含まれています。

薬は患部には効果を発揮しますが、関係のない臓器にも影響(副作用)を与えてしまうんですよね。

アスピリンには吐き気、胃炎などの副作用があります。

また、抗生物質の副作用で一番多いのが胃のトラブルです。

胃の粘膜を刺激したり、胃液の分泌を促進するため吐き気や胃のムカつきを引き起こします。

特に空腹時に飲むと、かなり強烈な副作用がおこり吐き気がでます。

関連記事吐き気は薬の副作用が原因?いつまで続く?対処方法もチェック!

逆流性食道炎

通常は胃の上部は食べた物が逆流しないように食道下部括約部を閉めています。

ところがストレスやタバコ、高齢による筋力低下が原因で、少しずつ緩んでいってしまうことがあるんですよね。

括約部は蓋の役割をしているので、蓋が開くということは胃酸が逆流しやすい状態になります。

その結果、逆流性食道炎になり吐き気が出ます。

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鉄欠乏性貧血による酸素不足

特に女性に多い貧血。

ほとんどの場合は鉄分不足が原因です。

鉄分が不足するとヘモグロビンも足りなくなっていき、赤血球の数が減少します。

赤血球は酸素を運ぶ役割をしているので、体の中の酸素が少しずつ足りなくなってしまうのです。

特に脳への酸素が十分に行き届かないとめまいや吐き気を引き起こすのです。

溶連菌の感染

最近による感染症の一つの溶連菌感染症(ようれんきんかんせんしょう)が原因になることがあります。

溶連菌は喉に感染する細菌で、主に咽頭炎や扁桃炎の症状が出ます。

同時に吐き気も起こります。

自律神経失調症

自律神経とは、自分ではコントロールできない心臓の動きや、発汗などの自動的に動く神経の事です。

普段は規則的に動いているのですが、乱れた生活リズムや、ストレスなどにより正常に機能しなくなることがあります。

それが自律神経失調症です。

人によって現れる症状は異なり、同じ人でも時期によって症状が変化していくのが特徴です。

消化器系に限ってみると、自律神経の乱れは吐き気や胃の不快感を引き起こします。

呑気症(どんきしょう)

ゲップが頻繁に出る病気の一つに呑気症があります。

呑気症とは、食事の際に食べ物と一緒に空気を飲み込んでしまい、ゲップが頻繁に出る症状です。

ゲップが出る際に、吐き気を催すことがあります。

慢性胃炎が悪化している

胃の粘膜が長期間炎症を起こし続けることで発症する慢性胃炎。

自覚症状が伴わないこともあり、気が付かないうちに一か月以上続いていることがあります。

慢性胃炎になる原因はたくさんあり、食生活や生活習慣、ストレス、細菌感染が考えられています。

慢性胃炎が悪化すると萎縮性胃炎になり、吐き気をもよおします。

コーヒーの飲みすぎによるカフェイン過剰摂取

コーヒーに含まれているカフェインは覚せい作用があるので、眠い時や集中したいときに飲むと頭がスッキリしますよね。

ですが、カフェインを摂りすぎると交感神経が働きすぎて自律神経が乱れることがあるんです。

また、カフェインは胃液の分泌を促す効果があるので、摂取しすぎると胃酸過多になり、吐き気や頭痛が誘発されることがあります。

僕の場合、5杯くらい飲むと気持ち悪くなってきます。

関連記事吐き気の対処方法に飲み物でおすすめはコレ!効果があるのは?

三半規管の不調による病気

耳の中にある三半規管は平衡感覚をつかさどっています。

三半規管の中にはリンパ液が満ちているのですが、そこにカルシウムが混じってしまうことがあるんですね。

それが原因でめまい症になると吐き気がおこります。

また、三半規管に必要以上にリンパ液が溜まることでメニエール病になることがあり、その結果吐き気を催すことがあります。

低髄液圧症候群

脳とせき髄は髄液という液体の中にプカプカ浮いている状態にあります。

それで外部からの衝撃から大切な部分を守っているんですね。

ところが事故や病気が原因で髄液圧が低くなったり、漏れ出すことがあります。

それに伴って、吐き気や耳鳴り、頭痛が生じることがあります。

交通事故にあった人や、むち打ちになった人が多く発症しています。

妊娠している可能性も

女性に限った話ですが、妊娠するとつわりの一種で吐き気の症状が出ます。

吐き気は妊娠5週目から始まり16週目まで続きます。

最後に

吐き気を引き起こす症状を紹介させていただきました。

自分に思い当たるものはありましたか?

少しでも参考になれば幸いです。

 

※吐き気に関する記事はこちらにまとめています。

吐き気に関する記事一覧まとめ

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