感染性胃腸炎の症状を抑えるための薬。
薬には副作用があるという話を聞きますよね。
実際にあるのか?どんな副作用が出るのか?気になるところですよね。
できれば薬を飲まずに治したい・・・
そんなあなたにこの記事では感染性胃腸炎の薬について詳しく解説していきます。
感染性胃腸炎の薬に副作用はあるのか?
まず最初に言っておくと、
感染性胃腸炎を治す薬はありません。
え?そうなの?とびっくりするかもしれませんが、本当にないんです。
感染性胃腸炎の原因となるのはO-157とかノロウイルスなどの細菌やウイルス類です。
現在の医学ではこれらの細菌やウイルスを退治する薬は作られていません。
「じゃあ、病院でもらう薬は何なの?」
ってなりますよね。
実は病院からもらう薬は「下痢止め」「吐き気止め」「解熱剤」など症状を緩和・軽減させるための薬なのです。
いわゆる対症療法というものです。
病気の根本的な原因を除去するのではなく、症状や苦痛を軽減させるための治療法のこと。根本的な治療は原因療法と呼ばれる。
つまり、薬は根本的な治療ではない、ということを覚えておいてください。
じゃあどうやったら早く治るのか?というとそれは体内の免疫機能・白血球頼みです。
白血球は一生懸命体内に侵入したウイルスと戦っています。
勝つまでには時間がかかりますが、勝つまで攻撃をやめることはありません。
さて。
病院で処方される薬は西洋薬と呼ばれています。
即効性があり効果が強い薬ですが、原料をたどっていくと石油や石炭などから生成されています。
薬を飲むということは、間接的にですが石油の成分を体内に取り込んでいるということなんです。
いかにも副作用がありそうですよね^^;
症状が出ている部位には効果があり鎮静化させるのですが、健康な関係のない部位にも影響を与えてしまいます。
それぞれの薬の副作用を見ていきましょう。
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下痢止めは腸の運動を抑制し、異常な収縮をしないようにします。
その結果、下痢は止まるのですが副作用として便や尿が出にくくなることがあります。
また発疹、頭痛などの症状がおこることも報告されています。
妊婦さんの場合、母乳が出にくくなったりすることもあります。
吐き気止めの副作用
吐き気止めは消化器系、胃腸の運動を妨げている物質を取り除きます。
その結果、胃腸からスムーズに食べ物が排泄され、吐き気が抑えられるのです。
起きる副作用としては胸やけ・眠気・発疹などがあります。
吐き気止めは、脳の嘔吐中枢にも影響を与えますので、まれに重い副作用が生じることがあります。
手足が震えたり、勝手に動いたりしてしまうことがあります。
なので、あまり多用しないようにしましょう。
解熱剤の副作用は?
本来、感染性胃腸炎は熱が出るものです。
熱が出ることで体の免疫機能が高くなり、侵入してきたウイルスや殺菌を排除しやすくなります。
そこで熱を下げてしまうのは良くありません。
逆に回復を遅らせてしまう原因になるからです。
解熱剤の副作用は低体温・肝障害・急性脳症などがあります。
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副作用がほとんど無い薬は漢方薬です。
漢方は自然界に存在する生薬から作られているので、体に優しく負担がありません。
中でも五苓散(ごれいさん)と呼ばれる漢方薬は体内の余計な水分を取り除き、嘔吐や下痢を改善する効果が期待できます。
また、漢方には体質を改善したり、病気を予防する効果があります。
感染性胃腸炎を薬を飲まないで治す方法とは?
感染性胃腸炎は対症療法しかありません。
吐き気や下痢、熱は時間が経てば治ります。
極端な話かもしれませんが、体内に入った細菌やウイルスを退治するためには体内の免疫機能と白血球に頼るしかないのが現状です。
彼らが頑張って体を健康にしてくれるんですよ。
薬は、今起きているつらい症状を緩和・軽減するものでしかありませんので、根本的な解決にはつながりません。
つまり、薬は飲まなくても治るんです。
病院に行った方がいい?
胃腸炎になると下痢と嘔吐が繰り返されるので脱水症状になることもあるので、病院で点滴をすることをおすすめします。
吐き気が強くて飲み物を飲めない場合は、点滴で体内に直接水分を送り込むことができます。
薬の副作用が気になる方は、飲まないでも大丈夫です。
ちょっと苦しい期間を我慢して乗り切りましょう。
まとめ
感染性胃腸炎の薬の副作用について解説させていただきました。
病院で処方される西洋の薬には副作用があることが多いので、よほどつらい時を除いて多用しない方がいいでしょう。
対して、副作用がほとんどないのが漢方薬です。
薬を飲まなくても、急性胃腸炎は時間が経てば治ります。