頭痛が続くのはきついですよね。

日本人が発症する頭痛は緊張型頭痛・偏頭痛・群発頭痛に分けられています。

ですが病院で検査をしてもこの3タイプに当てはまらない、原因不明な時があるんですよね。

それは意外なものがきっかけになっています。

もしかすると、この記事で解決できるかもしれません。

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原因不明の頭痛が続く。病院は何科に行けばいい?

頭痛には様々な原因があります。

中には検査をしても原因が何か、わからないものがあるんですね。

病院に行ってもはっきりとした診断結果が出ず「精神的なものだ」と決めつけられてしまうこともあります。

本当にすごく頭が痛いのに、わかってもらえない・・・

そんな辛さで悩んでいる人はあなただけではありませんよ。

頭痛の原因不明の時に考えられる病気を紹介していきます。

周囲にわかってもらえない頭痛 脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)

脳脊髄液減少症は髄液が減少してしまう病気です。

脳と脊髄は髄液というプールにぷかぷかと浮かんでいる状態にあります。

髄液は密封された袋に入っているのですが、なんらかの衝撃で袋が傷つき中から髄液が漏れ出すことがあるのです。

髄液が減少すると、浮いていた脳が下がってきます。

脳が下がると、脳につながっている神経が引っ張られるため頭痛、めまい・耳鳴りなど様々な症状がおきます。

脳脊髄液減少症は周囲に理解されない難しい病気で、学校や会社からは「仮病じゃないか」と思われることもあります。

病院で検査をしても、原因がはっきりとわからないために「自律神経失調症です」と誤った診断をうけることもあるんです。

脳脊髄液減少症は治療法がある病気なので、適切な処置をすることで頭痛の症状を緩和することができます。

脳脊髄液減少症になる原因を紹介します。

【脳脊髄液減少症になった原因】

  • 交通事故でむち打ちになったことがある
  • 激しいスポーツで頭部に衝撃を受けている
  • 転んで脳に衝撃を受けた
  • 原因がわからない

脳脊髄液減少症は頭部に衝撃を受けることで発症することがわかっていますが、3割以上は発症原因は不明です。

頭痛以外にも様々な症状が出るので、解説していきます。

脳脊髄液減少症の症状一覧
  • 頭痛
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 吐き気
  • 天気・気圧の変化を感じる
  • 声が出なくなる
  • 手足がマヒしてくる
  • 朝、起きることができない
  • 横になっていると楽だけど、立ち上がると辛い
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噛み合わせの悪さが原因 顎関節症(がくかんせつしょう)

顎関節症とは上あごと下あごのかみ合わせが悪くなり、様々な症状が出る病気です。

あごの骨のかみ合わせがずれると、周囲の骨や筋肉にも影響を与えていきます。

ずれたまま生活をしていると、顔面の骨格のズレが起こり、顔(頭)の筋肉が緊張するので頭痛がおきる仕組みです。

顎関節症になってしまう原因を紹介します。

【顎関節症になってしまう原因】

  • 食事を多片方の歯だけで食べている
  • 固い物を好んで食べている
  • 歯周病になっている
  • 歯ぎしりをすることがある(寝ている時も)
  • 歯を食いしばるスポーツをしている

いかがでしょうか?当てはまるものはありましたか?

顎関節症の症状一覧
  • 口が開きにくい
  • 食事をする時に「カクカク」「ガクガク」と音がする
  • 頭痛がする
  • 耳の後ろから首筋にかけて痛む
  • 首が動かしにくい

痛み止めの飲みすぎで発症 脳過敏症候群

脳過敏症候群とは、脳が興奮状態になって元に戻らななくなる病気です。

健康な状態の脳であれば、ちょっと興奮しても時間が経つと元に戻るのですが、脳過敏症候群になると時間が経っても戻りません。

刺激に対して敏感になってしまい頭痛やめまいが起きるのです。

脳過敏症候群になってしまう原因は痛み止めの飲みすぎと言われています。

「偏頭痛かも?」と思って頭痛薬を飲みすぎることで薬物乱用頭痛になり、それが進行して脳過敏症候群になることがわかっています。

脳過敏症候群は2010年に発表されたばかりの新しい病気なので、まだ世の中に広く認知されておらず原因不明で片付けられてしまうことがあります。

脳過敏症候群の症状一覧
  • 原因不明の頭痛
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 眠れない
  • 朝から頭が重い
  • 強い不安感がある

原因不明の頭痛。病院は何科に行けばいい?

脳脊髄液減少症の疑いがある場合は脳神経外科がおすすめです。

脳神経外科では脳髄、髄液に関する検査や治療ができます。

大きな病院は予約制なので、混雑していると一か月待ちになることもあります。

顎関節症の疑いがある場合は、歯科または口腔外科を受診しましょう。

脳過敏症候群は頭痛外来がいいでしょう。

それぞれの病気を専門としている科に行くことで、原因の解明につながってきます。

まずは病名を確定させるために検査に行きましょう。

まとめ

原因不明の頭痛が続くときに考えられる病気を紹介させていただきました。

「もしかして?」と思うものがあれば、一度病院に行って検査をしてもらいましょう。

もし、行った病院で原因がわからない場合は、科を変えて脳神経外科、頭痛外来に行くと解明することがあります。

早くに原因が解明されるといいですね。

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