頭痛薬を飲んでいるのに効かない。
横になっても痛みが治らない時は本当に困ります。
でも「もっと薬の量を増やせば効くんじゃないか?」って考えるのは実は逆効果です。
頭痛が悪化することがあるんですよ。
この記事では薬が効かない場合に痛みを軽減させる対処方法について解説していきます。
頭痛で薬が効かない時の対処法
頭痛用の薬と言えばロキソニンやバファリンなどが有名です。
薬のイメージは「強い薬の方が効く」と考えがちなのですが、薬は人によって効き方が違んですね。
強い薬よりも、弱い薬の方が効くという人もいますから。
この記事で紹介している方法は、実際に試してみて効果があったものです(個人差がありますが)
出来そうな物から試してみてくださいね。
いつもと違う薬を飲んでみる
頭痛薬の種類はたくさんあります。
それぞれの薬で入っている成分は違うので効果も少しずつ異なります。
同じ薬でも、人によって効いたり効かなかったりするわけです。
今飲んでいる痛み止めが効果が無い場合は、違う薬を試してみることをおすすめします。
どの薬が自分の症状に合うかどうかは薬局で聞いてみるとよいでしょう。
薬剤師さんに頭痛の症状を伝えると、適した薬をいくつか提案してくれます。
違う薬を飲む場合は、前の薬が消化分解されてからの方がいいので1日空けてからにしてください。
脳内の血管を拡張させないことを心がける
偏頭痛の原因は「脳内の血管が拡張して神経に触れるから」です。
つまり、血管が拡張するきっかけを作らなければ痛みの発生を抑えることができるのです。
具体的に言えば「脳に刺激を与えないようにする」ということですね。
以下の方法を参考にしてみてくださいね。
- カフェインを摂取する(コーヒー・紅茶)
- 部屋を涼しくしておく
- こまめにストレスを発散する
- 光や音や臭いなどの刺激の強い物を避ける
- 偏頭痛用のサプリメントを飲む
ペインクリニックで痛み止めの注射を打つ
なかなか取れない頭の痛みを取る方法としてペインクリニックもおすすめです。
頭痛の場合は、神経ブロック注射(星状神経節ブロック注射)やトリプタン注射が効果があります。
これは痛みの原因となっている神経にブロック注射をして、痛みを感じさせなくする方法です。
神経ブロック注射は人間が本来持っている「自分の力で回復しようとする力」を助けてくれる作用があり、アレルギー性鼻炎や自律神経失調症にも効果があると言われています。
※効果の持続期間は個人差がありますが3日~1週間ほどになります。
気分転換をしてストレスを軽減すること
意外に思うかもしれませんが、気分転換をすることは頭痛に効果的です。
嫌な事や辛い事を引きずらないように気分をリセットすることで、痛みの原因となるストレスが軽減するからです。
好きなこと、楽しいことに夢中になってみましょう。
夢中になっている間は気持ちがそこに没頭できるので、いいリフレッシュになり頭痛のことを忘れることができます。
楽しめることのリストアップをしておきますので、参考にしてみてくださいね。
【楽しくてワクワクすることリスト】
- 漫画を読む
- M1などのお笑い番組を見る
- ディズニーランドに行く
- ミシュランの星レストランにおいしい物を食べに行く
副交感神経を優位に 自律神経を整える
頭痛がおきる一つの原因として自律神経の乱れがあります。
頭痛の時は交感神経が優位になっていて、副交感神経が上手く働いていない状態です。
副交感神経を優位にしてあげることで、自律神経が整ってくるので痛みを軽減することができるようになります。
自律神経を整える方法を紹介していきます。
【食べ物編】
食物繊維を多く含んでいる食べ物がおすすめです。
玄米・きのこ・ごぼう・わかめ・こんぶ・そばなどは食物繊維が豊富なので、食べた時に消化に時間がかかり胃腸内をゆっくりと進みます。
消化に時間がかかると副交感神経が優位になってきます。
【お風呂・入浴編】
お風呂にゆったりと入ると気分がリラックスするので副交感神経が優位になります。
温度は37度~38度のぬるめにするのがポイントです。
お気に入りの入浴剤を入れるともっといいですね。
お風呂から出たら体がポカポカしているうちにベッドに入ることでさらにリラックスできます。
【腹式呼吸編】
交感神経が高ぶっている時は、呼吸は浅くなっています。
落ち着いてお腹の底からの深呼吸をしてみましょう。副交感神経が優位になります。
お気に入りのアロマを焚きながら行うとさらにリラックスできます。
首や肩の筋肉を温めてコリをほぐすこと
緊張型頭痛の場合、首や肩の筋肉の凝りが頭痛の原因となっています。
凝りをほぐして血行を良くすることで、頭の痛みが軽減します。
首や肩を温めるのにはこのグッズがおすすめです↓
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肩の凝りをほぐすには運動をすることもおすすめです。
なかでも即効性があり血行が良くなるのがホットヨガです。
気温40度の環境で汗を流しながらするホットヨガは、血行がとても良くなるので首や肩の凝りを軽減する効果もありますよ。
頭痛の専門科 頭痛外来に行く
病院に行っても頭痛が治らない場合は、頭痛専門である「頭痛外来」に行きましょう。
頭痛専門ドクターが、頭痛の原因は何なのかを突き止め、症状に合った治療をおこなってくれます。
専門機関なので、MRI検査、CT検査、髄液検査など本格的な検査を行い、薬が効かない場合にどうすればいいのか対処方法を考えてくれます。
頭痛で薬が効かない時の対処法。飲みすぎ乱用が原因かも?
頭痛を抑えるための頭痛薬なのですが、多用しすぎると逆に悪化して、頭痛が起こりやすくなることがあります。
これは薬物乱用頭痛と呼ばれています。
鎮痛薬に頼りすぎることで、頭痛は慢性化しやすくなる特性があるんですね。
薬物乱用頭痛は自覚しにくい症状なので、薬の飲みすぎで頭痛がおきていることに気づかずにさらに頭痛薬を飲んでしまい、症状が悪化するケースがあります。
薬物乱用頭痛の判断基準を紹介しますので、チェックしてみましょう。
- 1か月の間に15日以上の頭痛がある
- 頭痛薬を月に10回以上飲んでいる
- 朝起きた時から頭が痛い
- 昔は効いていた薬が最近、効かなくなってきた
- 薬を飲んでも飲んでも頭痛がひどくなってきている
最後に
頭痛で薬が効かない時の対処方法を解説させていただきました。
今すぐに痛みを取り除きたい場合は、ペインクリニックの神経ブロック注射がおすすめです。
頭痛を改善するためには、日頃の生活習慣を見直すことも必要です。
食べ物やストレス解消など、自分で出来る所から改善してみましょう。