「お腹が痛くて気持ちが悪い。しかも寒気がする」

これは体に異変が起きていて、体があなたに何かを訴えている状態です。

何が原因で苦しいのか気になりますよね。

考えられる病気を解説していきますので、原因解明のお役に立てると思います。

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お腹痛いし気持ち悪いし寒気がする原因を解説

「お腹が痛い・気持ち悪い・寒気がする」この3つの症状で考えれるのは感染症や胃腸の病気です。

それぞれ初期症状、特徴などを紹介していきますので見ていきましょう。

腹痛・気持ち悪さ・寒気の代表格 感染性胃腸炎

3症状が出る病気といえば、感染性胃腸炎の可能性が一番高いです。

感染性胃腸炎とはウイルスや細菌に感染することで起きる胃腸炎のことで、別名「胃腸風邪」とも呼ばれています。

原因となるのはノロウイルス・ロタウイルスが有名ですね。

ウイルスに感染すると12時間~48時間以内に腹痛・下痢・嘔吐・発熱・脱水症状が起こります。

感染性胃腸炎の初期症状は「微熱(37℃)・お腹が痛い・気持ち悪い」で、次第に症状が悪化していき「激しい嘔吐・下痢」になっていきます。

寒気が起きるのは発熱のせいです。人間の体はウイルスに侵入されると、排除するために白血球を活性化させて闘います。

白血球を活性化させるために必要なのが熱なのです。

熱をだすために体は筋肉を震わせるので、その際にブルブルっと寒気を感じるんですね。

細菌性胃腸炎の症状は2,3日で治まりますが、かなり辛い症状が出るのでものすごく長く感じると思います。

感染性胃腸炎に感染する原因は以下の3種類が考えられています。

  • ウイルスを保持しているカキなどの二枚貝を食べた
  • 身近な人にノロウイルス・ロタウイルスの感染者がいた
  • 感染者が調理したものを食べてしまった

感染性胃腸炎かな?と思った場合はすぐに病院に行って治療をしてもらいましょう。

放っておくことで脱水症状になってしまう危険性があるからです。

病院で行う治療は点滴・投薬がメインになります。

感染性胃腸炎についてはこちらに詳しく書いてありますので読んでみてくださいね↓

関連記事感染性胃腸炎の症状を解説!原因と期間、潜伏期間もチェックしておこう!

ストレスがたまり腹痛と吐き気が 過敏性腸症候群(IBS)

ストレスが過度に溜まると自律神経が乱れてお腹が痛くなることがあります。

いわゆる過敏性腸症候群という病気が考えられます。

過敏性腸症候群の主な症状は腹痛と下痢で、腸の知覚過敏とも言われています。

発症のきっかけはストレスですが、感染性胃腸炎になったあとに発症することもあります。

胃腸の検査や血液検査をしてもはっきりとした異常が見つからないのが特徴です。

また、自律神経は体温のコントロールをしているので乱れることで体温が不安定になり、寒気を感じることがあります。

過敏性腸症候群になってしまうのは「感情を上手に表現することができない人」「20代~40代の女性」が多いこともわかっています。

過敏性腸症候群を治す食べ物とは?

過敏性腸症候群の対処方法の一つとして乳酸菌を摂取するのが効果的です。

乳酸菌は腸内環境を整えてくれるので、下痢や腹痛を抑えてくれます。

さらに腸が強くなるとストレスの影響を受けにくくなると言われているんですね。

悩んでいる方は一度試してみてください。

乳酸菌はヨーグルトやサプリメントから摂取することができますよ。

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逆流性食道炎(胃・食道逆流症GERD)

胃から食べた物や酸っぱい胃液が逆流してきて吐きそうになる病気を逆流性食道炎と言います。

胃の上部についている胃液の逆流を防ぐ蓋の部分が正常に機能しなくなることで起こります。

症状としては「胃痛・胸やけ・気持ち悪い」などですね。微熱が出ることもあります(個人差がありますが)

逆流性食道炎の症状一覧を紹介します。

  • 胃の痛み
  • 胸やけ
  • 鈍酸(すっぱい胃液が上がってくる)
  • 咳が出る
  • 気持ち悪くて、睡眠が浅くなる
  • 喉に炎症が起こって声が枯れてくる

逆流性食道炎は40代以降の中高年に多く見られる病気です。

病院で内視鏡検査を行い胃の中の状態を見ることで、はっきりとわかります。

自分流の逆流性食道炎の治し方

僕も逆流性食道炎で一時期悩まされていました。

仕事をしている最中に突然、胃からこみ上げてきて吐きそうになるんですよね。

自分が試した治し方は「食べる量を80%に減らす」ことでした。

食べ物をたくさん食べれば食べた分だけ胃液は分泌されるので、逆流することが多くなるんです。

そこで食事の量を意識的に80%まで減らしたんですね(間食もできるだけ減らしました)

1か月ほどしたら、全然逆流してこなくなり楽になったんです。

もう1年以上の間、ずーっと症状は治まっていますよ。

激しい腹痛と吐き気と高熱 虫垂炎(盲腸)

虫垂炎とは盲腸が炎症を起こしている状態です。

僕の経験から言いますと、初期症状は我慢できないレベルの腹痛です。

最初は「胃痛かな?」と思って胃薬を飲んでいたんですが、まったく効かないんですよね。

だんだんお腹の痛みが強くなり立っているのも辛く、ベッドで横になって丸まって痛みが引くのを待つことしかできませんでした。

次には吐き気が来ました。実際に吐くことはありませんでしたが、気持ち悪くなって何度もトイレに駆け込みました。

体温を測ると39度の高熱で、寒気がして震えも止まらず布団をかぶって暖かくしていたのを覚えています。

自分で出来る虫垂炎かどうかの診断方法

虫垂炎かどうかを判別するには、おへその右下部分にある盲腸付近を押すとわかります。

おへその右下10㎝ほどの部分を指でグーッと押してから、指を放してみてください。

凹んだお腹が元に戻る際にズキンズキンと響くような痛みがある場合は虫垂炎の可能性が高いですね。

これは救急病院に行った時に実際にお医者さんがしてくれた方法です。

ぶっちゃけると「痛いんだから押さないでくれ!」って感じでしたけどね^^;

虫垂炎は初期の場合は薬で散らすことが可能ですが、進行している場合は手術が必要になります。

症状の進行度合いは血液検査で白血球の数を調べることですぐにわかります。

虫垂炎の手術は「外科手術の中で最も簡単」と言われていて、半身麻酔ですぐに終わります。

関連記事お腹痛い時は病院の何科に行く?検査にかかる値段も解説!

お腹が痛くて気持ち悪く寒気がする記事のまとめ

お腹が痛くて気持ち悪く、寒気がする病気について解説させていただきました。

真っ先に考えられるのは感染性胃腸炎です。

危険なのは虫垂炎です。放っておくことで炎症が悪化し、体内で破裂してしまうことがあるからです。

破裂してしまうと長期入院が必要になってしまいます。

どの病気でも言えることですが、早めに病院に行き、医師に診てもらうことが大事です。

はっきりとした原因がわかると治療もスムーズですし、安心感も違います。

早く良くなるといいですね。

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