「ゴホゴホ・・・」咳が辛そうですね。
咳の対策は「のど飴」が代表的ですが、効果はほんの少ししか現れません。
根本的な原因を見つけて治療をしない限り、咳が止まることは無いんですよね。
ということで病院に行くことをお勧めしますが、何科がいいのか?悩んでしまうと思うので、この記事で実体験を交えて詳しく解説していきます。
咳が止まらない時は病院は何科に行くべきか解説
咳が止まらない時に真っ先に行くべき病院は呼吸器科(呼吸器内科でも可)です。
呼吸器科は咳の専門科で「咳・たん・息切れ・喘息・発熱・血痰」などの喉周辺に関する症状を扱っています。
まさに咳が止まらない時にばっちり当てはまる科になりますね。
呼吸器科には専門の検査方法があるので、どんな病気になっているのかを通常の病院よりも詳しく調べることが可能です。
以下の専門検査が行われます。
- 気管支鏡・・・小型カメラで気管支の様子を観察します
- 胸部レントゲン撮影・・・肺の影を確認します
- 血液検査・・・血液成分で病気を特定します
- 痰の培養検査・・・痰の成分を分析します
- 呼吸機能検査
- CT検査
僕が実際に咳が止まらなくて呼吸器科に行った時は、呼吸機能検査と胸部レントゲン撮影を行いました。
呼吸機能検査は「どれくらいの空気の量をどれくらいのスピードで吐いたり吸ったりできるか?」という検査です。
データを測定し、一般的な量と比較します。
吐く量が平均数値より少ない場合は、気管支や気道になんらかの炎症が起きていることが考えられます。
僕の場合は息を吐いた量が少ないのと、吐くスピードが遅いので「気管支喘息」と診断されました。
大人になってから喘息になるなんて思っていなかったので、正直ショックでしたね。
先生によると、大人になってから気管支喘息を発症する人は多いらしいです。
処方された薬を素直に飲み続けていたらすぐに楽になり、夜に咳で眠れないということもなくなりました。
正しい診断に正しい治療が行われると安心です。
呼吸器内科に行った方がいいのは以下の症状が出ている時です。
- 咳が止まらないけど、熱は無い
- 咳が何週間も続いている
- 濃い色の痰がでる
- 呼吸をするのが苦しく、辛い
呼吸器科でわかる病気も合わせて紹介します。
- 肺結核
- 肺がん
- マイコプラズマ肺炎
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 急性気管支炎
咳が止まらない時に内科に行っても大丈夫なのか
「家の近くに呼吸器科はないけど、内科ならある!」という場合は内科に行きましょう。
内科でも咳が止まらないことを伝えれば、診察・検査をしてくれます。
行う検査は「血液検査・胸部X線・CT」などで総合的に症状を見てどんな病気なのかを判断します。
ですが。
やはり、専門科である呼吸器科の方をおすすめします。
内科での診断ミスによって、症状が悪化してしまうこともあるからです(まれですが)
実際にあった例をご紹介します。
私は小さい時から風邪をひきやすく、いつも内科に通っていました。ある時とても激しくせき込むようになり、いつもの内科に行きました。貰った薬を飲んでも、症状は一向によくならず逆に悪化していきました。それで呼吸器内科にいったところ気管支喘息だと判明したんです。正しい治療を行ってから、咳に苦しめられることがなくなりました。
辛い咳を早く治したいのに、逆に悪化してしまうなんて最悪ですよね。
こんなこともあるので、専門である呼吸器内科を一番におすすめしているのです。
関連記事咳を止める方法は簡単!?即効性があり今すぐ一瞬でできる方法とは?咳が続く症状は耳鼻咽喉科でも診てもらえる?
では耳鼻咽喉科はどうでしょうか?
耳鼻科は鼻や口に関する部分を診察してくれる科なので「咳が止まらない」という症状にもしっかりと対応してくれます。
特に鼻水が出る、喉が痛いという症状も併発している場合に耳鼻科はおすすめです。
耳鼻科は首から上の部分の症状の治療に強いです。
ですが。
耳鼻咽喉科では咳が治らず、呼吸器科に行って初めて咳の原因となる病状がわかった、という人も実際にいます。
総合的に見ると、咳が止まらない場合に一番のおススメの病院は呼吸器科になります。
最後に
咳が止まらない時に病院の何科に行けばいいのかということを解説させていただきました。
第一候補は呼吸器科です。
次は耳鼻咽喉科で、最後に内科です。
咳が止まらない原因不明が解決すれば、適切な治療方法が見つかります。
間違った対処方法ではいつまで経っても治りません。
早くよくなるといいですね。
※咳に関する記事はこちらにまとめてあります。