「吐き気がするし頭痛もする・・・これって咳止め薬の副作用?」

自分では思い当たる病気が無いのに、突然襲ってくる体の異変。

もしかすると最近飲み始めた薬の副作用かもしれません。

薬には良い面と悪い面があり、咳が止まる代わりに考えてもいなかったような反応が現れることがあるんですね。

咳止めの薬で起きる副作用一覧を紹介します。

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咳止め薬の副作用一覧

病院で処方される薬は、ほとんど何かの副作用が出ます。

薬を飲むとまず胃腸で消化されて、成分が肝臓に流れていきます。

肝臓から血液に入って全身に流れていく仕組みです。

血液は全身にくまなく流れていくので、咳止め薬の成分は咳に関係が無い臓器にも運ばれてしまうんですね。

そこで作用し、良くない症状となって現れるのが薬の副作用です。

咳を止める薬は以下の種類があります。

  • 抗生物質
  • 抗炎症剤
  • 咳止め薬
  • 吸入薬(気管支拡張)
  • アレルギー用
  • 痰のキレを良くする

それぞれ副作用について解説していきます。

抗生物質によって起きる副作用

抗生物質は咳の原因となる細菌を退治するために処方されます。

病気の原因となる悪い菌を退治してくれますが、同時に体にとって必要な菌(善玉菌)も一緒に退治してしまうデメリットがあります。

悪玉菌も善玉菌も退治してしまうことで、腸内の菌のバランスが崩れるため下痢や便秘が起こります。

また、薬の影響で胃の粘膜がダメージを受けて胃痛を感じる人もいます。

抗生物質による主な副作用の症状は以下の通りです。

  • 胃もたれ
  • 耳鳴り
  • 痙攣
  • カンジダ症

抗炎症剤の副作用

喉が赤く腫れている場合は、炎症を抑える薬が処方されます。

炎症が治まると痛みがなくなりますが、抗炎症薬は強い薬なので副作用が出ます。

抗炎症剤の副作用は顔のむくみ・胃炎・胃もたれです

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咳止め薬の副作用

咳止め薬は咳を引き起こす中枢神経に作用し、興奮状態を鎮めます。

依存性のある物質が使われているため、長期の使用は避けることが望ましいですね。

咳を止める薬は副作用として便秘、眠気、依存性があります。

ちょっと珍しい副作用としてフラベリックという咳止め薬を飲むと「聞こえる音が半音下がる」ことがあります。

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吸入薬(気管支拡張薬)の副作用

呼吸をスムーズにするために欠かせないのが気管支拡張薬です。

気管支を広げる作用があるので、苦しい呼吸を助けて咳を抑えてくれます。

気管支拡張薬の副作用は

  • 手足の震えやしびれ
  • 動悸や血圧上昇
  • 吐き気、胃もたれ
  • かゆくなる

などがあります。

アレルギー薬の副作用

咳を抑えるためにアレルギー反応を抑える薬を処方されることがあります。

アレルギー用の薬の副作用はムーンフェイスといって、顔がお月様のように丸く腫れてしまうことがあります。

他には不眠や動悸が起こります。

痰の切れを良くする薬の副作用

痰の切れを良くする薬は比較的副作用が少ないです。

有名なムコダインという痰に効く薬があるのですが、実際に飲んだ人の中で副作用が出たのは1割未満でした。

症状は食欲不振、下痢、腹痛、むくみなどです。

咳止め薬で副作用が出るまでの時間は?

薬の副作用が出るまでの時間は、薬が効き始めるまでの時間と同じ考えていいでしょう。

一般的に薬が効き始めるまでには30分~2時間程度かかりますので、副作用も同じ時間で発症します。

ですが。

副作用が起きるまでの時間は、飲む人の体質やアレルギーなどによって異なるんですね。

すぐに副作用が出る人もいれば、1日後に出てくる人もいますし出ない人もいます。

薬の効果が体から抜けるまでには2,3日かかるので、その期間内に副作用が起きなければ大丈夫と考えられます。

咳止めの薬の副作用についてのまとめ

せき止めの薬の副作用一覧を紹介させていただきました。

薬には良い面と悪い面があるので、あまり頼りすぎるのもよくありません。

医師の処方をしっかりと守ることを心がけてくださいね。

また、服用して3日経っても症状が現れない場合は副作用が出ていないと考えられます。

 

※咳に関する記事はこちらにまとめてあります。

咳に関する記事一覧まとめ

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