咳と頭痛と吐き気が続く症状は辛いですよね。
一刻も早く解消して穏やかな生活を送りたいところです。
咳が長い間続いている場合は、何かの病気になっている可能性があります。
どんな病気が考えられるのか紹介しますので参考にしてみてくださいね。
咳と頭痛と吐き気の病気を紹介
咳と頭痛と吐き気の3つの症状が起きる病気は複数あります。
熱がある場合は感染力の高い病気の可能性もあるので注意が必要です。
考えられる病を紹介していきますので、自分の症状と照らし合わせてみてくださいね。
吐き気と咳が出ることもある 偏頭痛(片頭痛)
心臓の鼓動のようにズキンズキンと脈打つ痛みが起きる偏頭痛。
偏頭痛が起きるのは脳内の血管が拡張して、すぐ横にある神経を刺激・圧迫してしまうことが原因です。
神経への刺激が嘔吐中枢にも伝わってしまうため吐き気を催します。
運動をしたりお風呂に入るなど血管が広がる行動をすることで痛みが悪化するのが片頭痛の特徴。
個人差がありますが、痛みは4時間~3日ほど続きます。
また、痛みが起きる前に「目の前がチカチカする・視野の一部が狭くなる・あくびが出る」などの前兆があります。
偏頭痛が起こりやすい人の特徴
偏頭痛は脳内の血管が広がりやすい人が発症しやすいことがわかっています。
・・・と言っても、血管が広がりやすいかどうかって自分ではわかりませんよね^^;
また、男女比で言えば女性の方が発症確率が4倍ほど多い病気です。
片頭痛が起きるきっかけは以下の要因がわかっています。
- 天気による気圧の変化
- タバコや香水のきついニオイ
- 寝すぎ
日曜日に寝すぎて頭が痛いのは片頭痛だったんですね^^;
関連記事咳を止める方法は簡単!?即効性があり今すぐ一瞬でできる方法とは?頭が重く吐き気も 副鼻腔炎(蓄膿症)
副鼻腔炎はウイルスが鼻の奥に付着し、炎症を起こすことが原因で発症します。
鼻に炎症が起きると、顔と脳をつないでいる三叉神経を刺激してしまうため頭痛が起こります。
特におでこ・眉間付近に痛みを感じるのが特徴です。
僕も副鼻腔炎なので頭痛にいつも悩まされています。自分の感覚では「頭の前の部分が痛くて重い」感じですね。
また副鼻腔に溜まった膿が鼻の奥から胃に落ちていくことがあり、膿の臭さによって気持ち悪くなって吐き気を起こすことがあります。
蓄膿症の他の症状として「顔が痛い・味覚が無くなる・歯の治療跡が痛い」などがあります。
症状が軽い時は飲み薬で対処することができますが、重くなってくると手術が必要になります。
インフルエンザの初期症状の可能性
インフルエンザに感染すると初期症状で「咳・頭痛・吐き気」が起こります。
その後に高熱・筋肉痛・関節痛がやってきます。
風邪と似た症状なのですが、全体的に風邪よりも重たい症状が出ます。
熱も38度~40度の高熱が出ることがありますが、インフルエンザB型に感染している場合は熱が出ないこともありますので、自分が感染しているかどうか自覚できないことがあります。
インフルエンザに感染しているかどうかの検査は病院で迅速診断キットを使用して行われます。15分ほどで陽性か陰性かわかりますよ。
インフルエンザは12月~3月にかけて流行する病気で、感染力が高いのが特徴です。
喉の痛みと舌にブツブツ 溶連菌感染症
溶連菌感染症は子供からうつる事が多い病気です。
大人の感染確率は5%とかなり低いのですが、免疫力が落ちていたり体が弱っていると感染してしまいます。
大人が溶連菌感染症に感染すると、子供に比べてかなり辛い症状が出ます
主な症状は以下の通りです。
- 咳が止まらない
- 吐き気
- 激しい頭痛
- 発熱
- のどの痛み
- イチゴ舌
溶連菌感染症の特徴はイチゴ舌と呼ばれる症状で「舌に小さいブツブツ」ができます。
また、喉が非常に痛くなるので食事をするのが苦痛になり食欲が落ちてしまうことも。
溶連菌感染症かどうかを判別する検査は喉の細菌を採取して行います。結果はすぐにわかります。
恐いのは合併症で、悪化すると急性腎炎・リウマチ熱・中耳炎になる危険性があります。
咳と吐き気(嘔吐)と頭痛 咳喘息
咳喘息になると咳が止まらなくなります。
原因はハウスダスト・ストレス・喫煙・ストレスなどで、アレルギーを持っている人が発症しやすい病気です。
風邪を引いた後にも発症しやすいです(咳だけが残る)。
咳を繰り返すことで気道を刺激してしまい、吐き気・嘔吐が起こります。
また、咳をすると頭に圧力がかかりますよね?何度も何度も咳を繰り返すことで頭に圧力が溜まっていき頭痛の原因となります。
咳喘息は喘息の予備症状とと言われていて、悪化すると喘息になってしまうので早期の対処が必要ですね。
咳が3週間以上続いている場合は咳喘息の可能性があります。
咳喘息になりやすい人の特徴を紹介します。
- ちょっとした運動で咳き込みやすい
- 3週間以上空咳が続いている
- アレルギー体質である
- 風邪の後に咳だけが治らない
痰が絡む咳と吐き気がする 気管支炎
気管支に菌が感染して炎症を起こすと気管支炎になります。
主な症状は咳・痰ですが、細菌が胃腸に入ってしまったり気管支炎をこじらせてしまうことで吐き気を発症します。
気管支炎になると頻繁に咳込むため、脳に十分な酸素が行きわたらずに頭痛になることがあるんですね。
気管支炎のその他の症状を紹介します。
- 咳・痰
- 背中の痛み
- 全身の筋肉痛
- 嘔吐
- 発熱
- 食欲不振
気管支炎になりやすい人の特徴は「タバコを良く吸う人・疲労で免疫力が低下している人・アレルギー体質の人」です。
気管支炎かどうかを調べる検査は血液検査・呼吸機能検査・胸部エックス線などを行います。
咳とえずくことがある マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎に大人が感染すると咳に加えて吐き気・頭痛が起こります。
初期症状が風邪に非常に似ているため、お医者さんでも見分けるのが難しい病気の一つです。
マイコプラズマ菌が肺に入って増殖することで肺炎を引き起こしているのです。
放っておくと合併症で脳炎・肝炎・ギランバレー症候群・髄膜炎などの重症化する恐れがある病気です。
感染力が高く、家族間や学校などの閉鎖された環境で流行します。
病院で血液検査をしないとマイコプラズマ肺炎に感染しているかどうかを正確に判別することができません。
悪化する前に早く病院で治療したい病気です。
咳と頭痛と吐き気が起きる病気のまとめ
咳・頭痛・吐き気の3症状が起きる病気を紹介させていただきました。
当てはまるものはありましたでしょうか?
熱がある場合はインフルエンザや溶連菌感染症などの感染性の病気なので、他の人に病気をうつしてしまう危険性があるので要注意です。
3週間以上咳が止まらない場合はただの風邪ではなく、別の病気にかかっていることが考えられますので早めに病院で対処しましょう。
※咳に関する記事はこちらにまとめてあります。